よくある相談事例のご紹介
これまでに空き家の総合相談窓口に寄せられたご相談内容をもとに、よくある相談事例をご紹介いたします。
1.県内A市在住の40歳代女性・相続予定者 空き家所在地/県内A市(当ホームページを見てのお問合せ)
【相談内容】
○実家が田舎にあり、所有者は父親。父親は今、高齢者施設に入居。
○実家は築40年ぐらいの木造2階建住宅。
○中は物でいっぱいである。
○自身を含み子どもが2人姉妹でともに既婚者。今後実家を使うつもりはない。
○父が存命中に売却した方がいいと思うが、市街化調整区域であるし、建物も古いのでどうすればいいかと考えている。
【相談員からのアドバイス】
修繕するにしても、解体するにしても、現在の売却するための状況や価格を知る必要があると回答し、不動産会社のリストを送付した。また、状況に応じて解体業者等の紹介も可能であると伝えた。
【結果】
不動産会社と相談の上、まず残置物を処分・売却し、物件の売却をかけたところ、建物をそのまま利用するという方に売却することができた。
2.県外C市在住の50歳代男性・所有者 空き家所在地/県内B市(B市相談窓口に相談したらこちらを紹介された)
【相談内容】
○以前母親が住んでいた木造戸建住宅。築50年以上。
○敷地の面する道が細く、建替不可である。
○2年前に不動産屋に相談して売り出したが買い手が付かないため、今100万円値下げしている。
○昨年放火があったので心配である。
○売れない場合はどうしたらいいか。
【相談員からのアドバイス】
賃貸を検討されてはどうかと提案し、不動産会社のリストを送付した。家具など残地物を撤去することも勧め、不動産会社と相談するように伝えた。
【結果】
調査中。
3.県内D市在住の60歳代女性・相続予定者の配偶者 空き家所在地/県内D市(兵庫県の広報新聞を見て連絡した)
【相談内容】
○配偶者の実家。両親が住んでいた。今の所有者は配偶者の母親。
○築50年の木造戸建住宅で、6年前から空き家になっている。
○建物自体も雨漏りしているようだ。
○不動産屋からは値段がつかないと言われた。
○経済的な事情で、この物件に大きな費用をかけられない。
○今は近くの市営住宅に住んでいる。子どもには身体障害があり、この家は車が入らないので将来的にも使う見込みはない。
○解体すべきか、貸すべきか、どうすればいいか悩んでいる。
【相談員からのアドバイス】
いま相談している不動産業者に賃貸の可能性を尋ねてみた上で、貸すにあたって建物調査など必要なときは相談に応じますと回答。また、解体を検討する場合に備えて解体業者のリストを送付し、今後の方向性を比較検討するように伝えた。
【結果】
調査中。
4.県外F市在住の50歳代女性・相続予定者 空き家所在地/県内E市(E市に相談したらこちらに電話するように紹介された。)
【相談内容】
○父所有の貸家。4年前に父が亡くなり、今は空き家。
○築70年の、4軒長屋の2軒目。
○相談者は一人っ子で対応方法を考えなければならない。
○近いうちに相続による名義変更を行う予定。
○地元の大手不動産屋では「売却は難しいのでは」と言われた。
○建物が古く、賃貸にするにも費用がかかる。
○壊したいが、隣は住んでいるし、その他2軒はよくわからない。
○どうすればいいか。
【相談員からのアドバイス】
相談者の意向は「この物件を手放したい」。売れるのか、地域の宅建業者に相談してみてはどうかと伝え、不動産業者のリストを送付した。
【結果】
調査中。
5.県内H市在住の50歳代女性・相続予定者 空き家所在地/県内G市(G市からの通知封筒の裏に当窓口の電話番号が印刷してあったのを見て)
【相談内容】
○父名義の家がある。築60年くらいで、3年間空き家である。
○木造2階建の長屋で、隣家とつながっている。
○父は既に亡くなり、母は高齢者施設に入居中。現在は妹が管理している。
○隣家は空き家で、壊れている。
○近隣から怖いと思われている。
○売りたいが、どうしたらいいか。
【相談員からのアドバイス】
長屋の場合、隣家所有者との協議が必要な場合がある。隣家が倒壊しているのであれば、隣家所有者に連絡してもらうよう、市に依頼してはどうかとアドバイスする一方、弁護士による無料相談会などへの相談も提案した。
【結果】
調査中。
空き家の活用事例のご紹介
リフォームやリノベーションを通じて、空き家を有効活用した事例をご紹介いたします。